【体験談】職場のアホと戦わない技術!?パワハラ上司とのお話。

こんにちは。ほのPama(@honopamablog)です。

人生いろいろありますよね。

わたしは今まで人間関係に恵まれてきた方でした。

4年前、異動してきた上司から約2年間パワハラを受けました。

わたしは、上手く立ち回れば、すべての人と仲良くできると考えていました。

しかし、すべての人と仲良くできることはありません。ましてや、好きになってもらえることは不可能です。

パワハラするようなテイカー気質の人(搾取する人)は、自分の利益しか考えておらず、周囲の人のやる気を奪うので、関わらない・逃げることが一番の対策です。

人間関係で苦しんでいるあなたへ。

一人で悩まないでください。逃げることは悪いことではありません。

この記事が少しでも行動するきっかけになってくれたら嬉しいです。

こんな方に読んでほしい。

  • 職場の人間関係に悩んでいる。
  • パワハラを受けている。
  • 友人や同僚がパワハラに悩んでいる。

わたしは『職場のアホと戦わない技術』という本を読んで行動に移したことで、パワハラから逃れることができました。

【結論】

  • 会社に配置転換を要求する。
  • 会社を休む。
  • 会社を辞める。

当たり前のことですが、この3つが結論になります。

そんなことわかってるけど、できないよ!という方がほとんどだと思います。

わたしもそう考えていました。

しかし、現状を変えるには行動をおこすしかありません。

あなたが幸せになるための行動をおこすきっかけになれば幸いです。

それではよろしくお願いします。

1.パワハラの定義

そもそもパワハラに該当する行為とは、どのような行為なのでしょうか?

厚生労働省が以下3つの要素のいずれも満たすものを職場のパワーハラスメントの概念と整理しています。

  1. 優越的な関係に基づいて(優位性を背景に)行われること
  2. 業務の適正な範囲を超えて行われること
  3. 身体的若しくは精神的な苦痛を与えること、又は就業環境を害すること

抽象的な内容でわかりくいと思いますが、具体的な内容が知りたい方は、リンクの厚生労働省の「パワハラの定義について」を確認してください。→パワーハラスメントの定義について(厚生労働省)

パワハラの定義は決められているのですが、わたしの体験からパワハラの証拠を集めたとしても、パワハラを証明することは難しいと思います。

なぜ、難しいと考えるかは、次の体験談でお話します。

2.体験談

ここでは、3者の登場物が出てきます。

  1. 【被害者】わたし・同僚
  2. 【加害者】パワハラ上司
  3. 【相談者】人事相談員 ※管理職⇒パワハラ上司よりも上の立場の方。

パワハラ上司は、自分より下の者に対して、陰湿ないじめを昔からおこなっていた人物で、職場内で要注意人物として認識されていました。

いじめ方は、係の中で1人だけターゲットを決めて、そのターゲットを孤立させていじめることで、係内での自分の地位を築こうとするものでした。

わたしは、パワハラ上司から

・仕事を奪われる。仕事を与えられない。

・孤立させられる。

・周りの人に悪口を言われる。

・書類の決裁を通してくれない。理由も説明もない。

・暴言、叱責、暴力。人格否定。

・自分のミスは責任を押し付けて、手柄は横取りする。

など、挙げればキリがないほど仕打ちを受けました。

2-1.できること

パワハラに対してできることは、証拠を集めることです。

  • 日記を書く
  • ボイスレコーダーで録音する
  • 動画で残す

記録に残すことが大切です。

パワハラに耐えながら、証拠を残していくことは、時間がかかり、しんどい作業になると思います。

パワハラをするような危険人物と関わらないためにも、ここが一番の頑張りどころです。

2-2.聞き取り調査と結果

集まった証拠を持って、人事権を持っている上席者に提出する。

要求する内容は、自分の配置転換や異動が良いと思います。

わたしの職場には人事相談員がおり、口頭で相談した後、作成した資料を提出しました。

この後は資料に基づいて、人事相談員がお互いの意見をきく聞き取り調査が実施され、事実関係を確認します。

パワハラ上司は、わたしの作成した資料内容について、『記憶にない』の一点張りでした。

『記憶にない』は都合の良い言葉です。

具体的な証拠が出てきたとしても、自分の記憶力の問題なので、虚偽の申告にならず、処分されることはないのです。

ニュースでパワハラが認定され、処分される公務員の方をみかけますが、あれは本人が認めた場合だけだと思います。

【結果】

パワハラ上司が処分されることはありませんでした。

わたしの異動はなく、係には在籍したまま、関係のある係に配置転換される処置がとられました。

仕事上、パワハラ上司とやり取りしないといけないこともありましたが、顔を合わせなくて済むだけでも、気はかなり楽になりました。

2-3.連盟で抗議

わたしが配置転換された後、同僚Aが次のターゲットになり、暴力などのわたしよりひどいパワハラを受けました。

その後もターゲットが居なくなると、同僚B、同僚Cと続けてパワハラを行っていました。

パワハラを受けている同僚達から相談を受け、連盟で書類を作成しました。

作成した書類をもとに、職場に対して、パワハラ上司の処分を訴えました。

【結果】

パワハラ上司が処分されることはありませんでした。

結局、個人と個人の性格が合わなかったとだけだと、結論づけられました。

2-4.わかったこと

  • パワハラの認定は、本人が認めないと成立しにくい。
  • 組織は当人たちの聞き取り調査のみで、周囲への聞き取りはなく、客観的事実をもとにパワハラで処分しない。
  • パワハラで部下が処分されれば、管理職も管理責任をとわれて処分されるからだと思います。
  • 個人の要望は聞いてくれるため、行動をおこせば、配置転換や異動は可能だと思います。

上記の内容は、わたしの職場での状況で、またわたしの偏った考えでもありますので、一意見としてとらえてもらえれば、ありがたいです。

わたしは、職場がパワハラを認定してくれないから、ひどい職場だと言いたいのではなく、パワハラ上司のような危険人物は少数であり、ほとんどの方は常識的人たちだと思います。

それぞれ保身もありますし、やはり自分の身は自分で守るしかないのです。

また、自分が困った時に助けてもられるように、普段から信用・信頼してもらえるような行動をこころがけ、関係を構築していくのも大事だと考えています。

ここで紹介した内容は、あくまでわたしが体験したことです。あなたの職場では、同じようになるとは限らないので、マイナスにとらえないでほしいです。

3.職場のアホと戦わない技術

わたしはパワハラ受けて1年耐えたあと、異動を期待していたのですが、異動できませんでした。

次の異動までの1年間をまたパワハラに耐える必要があり、1年後の異動でも異動できる保障もなかったため、仕事をやめようと考えていました。

わたしは決して強い人間ではなく、『スタンフォードの教授が教える職場のアホと戦わない技術』という本と出会ったおかけで、行動をおこすことができました。

この本から

  • 登場するエピソードにより、共感することができ、自分だけじゃないと思えた。
  • 具体的な『逃げる』方法が多く記載されているので、行動に移せた。
  • アホと戦うとどうなる可能性があるかについても書かれており、戦うリスクについて考えることができた。

上記のことを学び、わたしは『逃げる』という選択を取ることができました。

まず、何か始めるために情報を集める必要があります。

知り得た情報から具体的な道筋が見えないと、行動には移すことはできません。

そういった意味で参考になる本なので、一度読んでみることをおすすめします。

4.『休む』選択

今すぐこんなパワハラする奴から離れたいよ…

パワハラを訴えても、うちの職場では異動できないし…

家族がいるから、会社をやめるなんてできない…

こう考える方は多いと思います。わたしもそうでした。

今までは、組織の中でパワハラする人間から逃げる方法を紹介していました。

逃げられる場合は、パワハラする個人に問題があったケースです。

組織まで腐っていたら、『休む』という選択を考える必要があります。

『休む』選択をするなら…当時、わたしが考えていたこと

  • 休職する手順
  • お金(生活費)について
  • いつまで休めるか

この3つを考えていました。

4-1. 休職する手順

会社によって、休職の申請方法、休職期間や休職中の給料について就業規則で確認をお願いします。

わたしの場合、以下の手順を踏んで休もうと思っていました。

1.人相談員である管理職に『仕事を休みたい』旨を相談。

2.心療内科やメンタルクリニックへ診断書をもらいに行く。

3.職場の指定されている休職の申請用紙と診断書を提出する。

休職する手順は、前後するかもしれませんが、どこもこんな感じになると思います。

相談する上司がいない、または職場にもう行きたくない場合、有給で休む→診断書をもらう→電話で休職したい旨を伝え、手続きの指示をあおぐ→指定された書類を郵送で提出。

こういう流れになると思います。

自分が精神的につらくならない方法を選ぶことが大事です。

4−2. お金(生活費)と休職期間について

休職するとなると、休んだあとのお金(生活費)について不安になりますよね。

休職中にいつまで・どれくらいお金がもらえるか考えたいと思います。

  1. 有給日数。
  2. 休職中の給料保障(会社によって異なり、ない場合もある。)
  3. 傷病手当金、最大1年6ヶ月。

1.有給日数

有給が残っていれば、その日数分は満額給料が出ます。

2.休職中の給料保障

休職中に会社から決められた期間は給料が支払われる。

会社によって異なるため就業規則を確認してください。

わたしの友人の場合、心労による休職であっても最長1年間は給料の8割が保障されると言っていました。

3.傷病手当金

傷病手当金は、職場の健康保険に1年以上継続して加入していれば使える社会保障制度です。

受給するために4つ条件が必要

  1. 業務外の病気やケガであること
  2. 仕事に就くことができない(医師の意見も必要。診断書。)
  3. 連続する3日間を含む4日以上仕事につけなかったこと
  4. 給与の支払いがないこと

条件を満たせば、標準報酬日額の3分の2の金額が支払われます。

支払われる期間は、最大で1年6ヶ月です。

詳しい内容は、『両学長の失業保険2年6ヶ月もらう方法』がわかりやすいので、参考にしてください。→動画はこちら。

この動画では、傷病手当金と失業保険を活用して、最大で2年6ヶ月間、自分の平均給与の60〜65%もらう方法が紹介されています。

この制度を使うか使わないかは、その人の状況と判断になると思いますが、知っていることで気持ちに余裕が生まれます。

傷病手当金を活用するだけでも、1年6ヶ月休んで3分の2程度の給与が貰えます。

その期間に心身の回復に努める、勉強する、転職活動をする、自分で稼ぐスキルを身につけるなどの行動をおこす時間ができるはずです。

活用してほしいと思います。

5. 行動するしかない

自分を守るために行動してください。

配置転換、異動を要求する・休む・辞める・他の方法。どんなことでも良いです。

家族が心配する。職場の人に迷惑がかかる。色々考えることがあると思います。

それでもあなたはあなた自身を大切にしてあげてください

今は自分のことだけを考えて、また心に余裕ができた時に周りに優しくしてあげれば良いのです。

軽いうつだとしても、頑張ろうとやる気が出てくる気持ちになるまで時間がかかります。

わたしがそうだったから、あなたにはそういう思いをして欲しくありません。

かなりの時間を無駄にしてしまいます。

これだけは約束してほしいです。

自分を責めないでください。

自分を追い込むことが心を病む一番の原因です。

自分自身を大切にしてあげてください。

6.さいごに

パワハラから逃げるヒントにはなったでしょうか?

わたしは、パワハラから逃げるという選択をしました。

今はその時の行動に対して、全く後悔はありません。

むしろもっと早く行動しておけばという気持ちがあります。

同じようなパワハラにあった場合は、早く『逃げる』行動を取ろうと思っています。

わたしは、この『逃げる』行為について、一時的なものだと考えています。

パワハラをするような人物は、どこにでも居ます。

また一緒に仕事するかもしれません。

会社に依存せず生きるために自分で稼ぐスキルを身につけていく必要があると思います。

心に余裕が出てたら、考えてみてください。

わたし自身も頑張ってきたいと思っています。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

あなたの現状が好転することを心から祈っています。

一緒に頑張りましょう。

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